私がこの学校に来て初めて担任をした生徒たちが卒業しました。佐世保に帰省したということで、ご飯を食べることになりました。誘ってくれたのが嬉しいですね。思い出話に花が咲き、楽しい時間でした。
生徒のAさんは、CAを目指していましたが、背が低いということでその夢を諦めかけていました。図書館で彼女と面談をしたときに、私が背中をバシッと叩いて「そんなことで諦めるくらいならやめなさい、でも本当になりたいなら最後まで頑張りなさい!身長だって今は少しずつ変わってきてる。ちゃんと調べて一生懸命に勉強してもだめなら諦めればいい」というと、彼女は泣いて絶対にCAになる!頑張りますと言ってくれた。
無事に専門学校へ進み勉強を頑張っていると聞いて安心しました。いつも明るく周りを元気にしてくれる生徒でした。
生徒のBさんは、私が県立高校で働いていた時に隣のクラスの生徒でした。授業を教えたことはありませんでしたが、明るい生徒でよく挨拶をしてくれていたので覚えています。私がこの学校に勤め始めて、少し後に彼女は転入してきました。そして、縁あって私のクラスの生徒になりました。彼女から「先生、〇高の〇です。覚えていますか?」とあの時の笑顔で話しかけてきました。小学校の幼馴染がこの学校に多くいたようでクラスになじむのも早かったですね。この辺では有名な企業のお嬢様?ですが、気取ることもなく、優しく、友人思い、家族思いの生徒でした。
生徒のCさんは、私が初めて言い合った(喧嘩)生徒である。普段は明るいのですが、とても気が強い生徒でした。ある時、生徒指導で注意をしたのが、気に入らない様子で私に言いかかってきました。私もカチンと(大人げないですね(笑))きたので理攻めをしました。その後、一切話さず、1週間が経とうとしていました。彼女の友達は、いつも通り私に話をしに来ていたので、Cさんにとってはとても気まずい思いをしていたのだろうと思います。
彼女がこちらに来るのを待っていましたが、なかなか来ずに一人でいたので、私の方から「Cさんもこっちにおいで」というと、とても嬉しそうな顔をして来てくれました。その後は、以前よりもっと本音で話せるようになった気がします。彼女は、お母さん思いの優しい子でした。クラスのムードメーカーでもありましたね。
そんな個性の強い3人との時間はあっという間で、、、何といっても初めて担任をして、人生初めての卒業生なわけですから、思い入れも深いものです。
夢に向かって頑張れ!