5歳のころから小学生まで入退院を繰り返し、体育は見学をすることが多かったです。毎年行われるマラソン大会はいつも欠席でした。小学校4年生の担任が体育専門だったこともあり、私の母にこう言いました。
「今年のマラソン大会、〇さんと一緒に走りたいのですが、考えていただけませんでしょうか。聞けば、体が弱いということで過去3回も欠席と伺いました。今回は、クラス、学校、みんなでフォローしますから、ぜひ、挑戦させていただけないでしょうか。」と。
私は、ちょっと嬉しく思いました。毎回、疎外感を感じていたので(笑)
母は、「先生は私の娘のことを真剣に考えてくださっていらっしゃるのですね。ありがたいことです。私も挑戦はさせたいと思っています。主治医の先生に相談してみますね。」と。
主治医の先生からは、「ゆっくり走るならいいですよ」とOKをもらい、参加することになりました。
当日は、とても緊張しましたし、みんなと同じ行事に参加できる喜びもありました。順位などはどうでもよくて、みんなと同じ行事に参加できたことがとても嬉しく、そして走り終わった後の私は、どこか誇らしく、達成感でいっぱいでした。自分の自信に繋がりました。それから卒業までマラソン大会は出場し続けました。この頃から、いろんなことに少しずつ挑戦しようと思いました。
私は、この時の担任の一言で、挑戦することの大切さを学びました。そして、世界が広がりました。恩師との出会いに感謝しています。通称、アンアンマン先生は、若い年で校長先生になっていました。驚きです。自慢の恩師です。
私も熱い何かを生徒に伝えられるそんな教師になりたいですね。
ちなみに、なぜ、アンパンマン先生かというと、、、
顔が丸いからです。先生自ら言ってましたね。学校を欠席すると白い袋にアンパンマンの絵をかいてメッセージを書いてくれるのです。お世辞にも上手とは言えないですが、なんだか温かいぬくもりのような安心感のようなものが伝わってくるんです。でも、怒らせたらとても怖かったです。。。私は一度だけその恐ろしい顔を見ました。それで、ちゃんとしないと叱られるんだ。。。と学びました。(笑)